怪異怪談研究会
Society for the study of The Weird and the Mysterious Tales

    

怪異怪談研究会

https://twitter.com/horror_academia

近代に生じた文化規範の変化を意識しつつ、江戸から近現代における怪異へのまなざし、怪談に集約された物語の内実を問う研究団体。トークライブ #ホラー・アカデミア を随時開催。2018年深川お化け縁日にも出店しました。


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怪異の時空 1『怪異を歩く』 青弓社
一柳 廣孝(監修) / 今井 秀和(編著) / 大道 晴香(編著)
青弓社  四六判  256ページ 並製
定価 2000円+税
ISBN978-4-7872-9238-4 C0395
発行年月 2016年09月

土地と移動にまつわる怪異を、私たちはどう受け止めてきたのか――評論家・東雅夫へのインタビューを筆頭に、怪談、『鬼太郎』、妖怪採集、イタコ、名古屋のオカルト、心霊スポット、タクシー幽霊などの怪異を掘り起こし、恐怖と快楽の間を縦横に歩き尽くす。

怪異を魅せる 画像1 怪異の時空 2『怪異を魅せる』 青弓社 
一柳 廣孝(監修) / 飯倉 義之(編著)
青弓社  四六判  288ページ 並製
定価 2000円+税
ISBN978-4-7872-9240-7 C0395
発行年月 2016年12月

円朝の怪談噺、劇場空間と怪異、超常能力表象、子どもと怪異、怪談実話、『刀剣乱舞』など、バラエティー豊かな怪異の物語を読み解き、怪異を魅せる/怪異に魅せられる心性を問う。創作活動にとっての怪異を語る小説家・峰守ひろかずへのインタビューも充実。

怪異の時空 3『怪異とは誰か』青弓社  
一柳 廣孝(監修) / 茂木 謙之介(編著)
青弓社  四六判  260ページ 並製
定価 2000円+税
ISBN978-4-7872-9241-4 C0395
発行年月 2016年12月

芥川龍之介や三島由紀夫、村上春樹、川上弘美らのテクストに現れる亡霊、ドラキュラ、オカルト、ノスタルジー、出産などの分析をとおして、近代における文化規範が怪異と合わせ鏡であることを解き明かす。怪談作家・黒木あるじへのインタビューはファン必読。

『鏡花と妖怪』青弓社
清水 潤(著) / 怪異怪談研究会(編)
青弓社  A5判  346ページ 上製
定価 3000円+税
ISBN978-4-7872-9247-6 C0095
発行年月 2018年03月

大正期から昭和期における泉鏡花のテクストを丁寧に読み解きながら、岡本綺堂、国枝史郎、水木しげるなどの多様なテクストやサブカルチャーに目を配り、希代の妖怪作家・鏡花と現代の怪異怪談文化を接続して、近現代日本の怪奇幻想の系譜を紡ぎ出す。

『〈怪異〉とナショナリズム』青弓社
怪異怪談研究会(監修) / 茂木謙之介(編著) / 小松史生子(編著) / 副田賢二(編著)
 /松下浩幸(編著)
青弓社  A5判  376ページ 並製
定価 3800円+税
ISBN978-4-7872-9262-9 C0095
発行年月 2021年11月

人々を政治的・社会的・文化的に統合し均質化する近代の国民国家は、非合理な他者の一つとして〈怪異〉を排除した。だが〈怪異〉はそのような近代社会と緊張関係をはらみながら様々に表象され、ナショナリズムにときに対抗し、ときに加担してきた。

戦前・戦後の文学作品、怪談、史跡、天皇制、二・二六事件、マルクス主義と陰謀論、オカルトブーム――〈怪異〉にまつわる戦前・戦後の小説や史料、事件、社会的な現象を取り上げて、「戦争」「政治」「モダニズム」という3つの視点からナショナリズムとの関係性を読み解く。

〈怪異〉とナショナリズムが乱反射しながら共存した近代日本の時代性を浮き彫りにして、両者の奇妙な関係を多面的に照らし出す。

『怪異と遊ぶ』青弓社
怪異怪談研究会(監修) / 一柳廣孝(編著) / 大道晴香(編著)
青弓社  四六判  296ページ 並製
定価 2400円+税
ISBN978-4-7872-9267-4 C0095
発行年月 2022年4月

日常を逸脱した存在や現象である「怪異」は、恐怖の対象として忌避されてきた。しかし同時に、怪異は好奇心を刺激して多くの人々を魅了してきた。私たちはなぜ「怖いもの見たさ」で怪異をのぞき込み、怪異と戯れてしまうのだろうか。

怪談師、心霊術、分身、透明人間、キューピッドさん、『トワイライトシンドローム』、妖怪と地域文化、「意味が分かると怖い話」――多様なジャンルの事例から、怪異と遊びとの関係性を描き出す。

怪異を自らの手で日常生活へと呼び込む心性に迫り、怪異が単なる恐怖の対象ではなく娯楽や趣味として受容されてきたことを、文学研究や民俗学、社会学、宗教学などの視点から照らし出す。作家・川奈まり子との座談会も所収。

『〈怪異〉とミステリ─近代日本文学は何を「謎」としてきたか』青弓社
怪異怪談研究会(監修) / 乾英治郎(編著) /小松 史生子(編著) /鈴木優作(編著)
 /谷口 基(編著)
青弓社 四六判  330ページ 並製
定価 3400円+税
ISBN978-4-7872-9269-8 C0095
発売年月 2022年12月

近年、ミステリジャンルでの「怪異」の増殖が目立つ。探偵小説や推理小説など、人智による「謎」の「合理的解明」を主眼としたフィクション・ジャンルであるミステリは、人智が及ばない「非合理」な存在である怪異・怪談・怪奇幻想・ホラーとどのように切り結んできたのか。

岡本綺堂、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作、海野十三、久生十蘭、戸川昌子、小野不由美、綾辻行人、京極夏彦などのミステリの代表的な作家の作品はもちろん、四代目鶴屋南北や芥川龍之介、「故人サイト」やゲーム「逆転裁判」シリーズなどのテクストに潜む怪異を丁寧に分析する。

ミステリというジャンルで展開される「怪異」の 拡散と凝集、合理と非合理の衝突から、日本のミステリ小説の潮流を捉え返し、近現代日本の文化表象の変容をも明らかにする。

【最新情報】
【重要】現在、WEB上からの会員募集は行っておりません。
・ 怪異怪談研究会(監修) /乾英治郎(編著) /小松史生子(編著) /鈴木優作(編著)/谷口基(編著)
 『〈怪異〉とミステリ─近代日本文学は何を「謎」としてきたか』(青弓社)が刊行されました。(2022.12.22)  NEW!
・ 怪異怪談研究会(監修) / 一柳廣孝(編著) / 大道 晴香(編著)
 『怪異と遊ぶ』(青弓社)が刊行されました。(2022.5.1)
・ 怪異怪談研究会(監修) / 茂木謙之介(編著) / 小松史生子(編著) / 副田賢二(編著)/松下浩幸(編著)
 『〈怪異〉とナショナリズム』(青弓社)が刊行されました。(2021.11.1)
・一柳廣孝氏(会長)の御著書『〈こっくりさん〉と〈千里眼〉・増補版─日本近代と心霊学』(青弓社)が刊行されました。
 (2020.12.29) 
・トークライブ ホラー・アカデミア♯10怪談実話を「書く」」(於・LiveWire)が8月22日(土)に開催されました。
・一柳廣孝氏(会長)の御著書『怪異の表象空間─メディア・オカルト・サブカルチャー 』(国書刊行会)が刊行されました。
 
(2020.3.24)
・物語研究会×怪異会談研究会共催企画 ミニシンポジウム「異人論の今を問う」が3月21日(土)に開催されます。
・トークライブ ホラー・アカデミア♯9「迷宮・江戸怪談をさまよう(於・LiveWire)が12月27日(金)に開催されました。
・会員の飯倉義之氏、高橋綾子氏が日本応用心理学会公開シンポジウム『妖怪と心理学』にご登壇されました。
 
11月30日、13:30-16:00 東洋大学白山キャンパス1号館1608教室 詳細は >>こちら をご覧ください。
・日本近代文学会・昭和文学会・日本社会文学会 合同国際研究集会のパネル発表に怪怪研メンバーが参加しました。
 11月24日、13:00-15:00 二松学舎1号館4階401教室
 パネル14 「近代⽇本の怪異と ナショナリズム」 (茂⽊謙之介氏・鈴⽊ 彩氏・井関⼤介氏・⼩松 史⽣⼦氏) >>趣意文
・小松史生子氏(会員)が、NHK・Eテレ「先人たちの底力 知恵泉」に出演なさいました。
 >>「「江戸川乱歩」─好きを仕事にするには?」前編・後編(11.12/11.19、火曜日22:00-45、再放送あり) 
・今井秀和氏(会員)の著書『異世界と転生の江戸─平田篤胤と松浦静山』(白澤社)が刊行されました。(2019.10.25) 
・栗田英彦氏(会員)の共編著 『近現代日本の民間精神療法─不可視なエネルギーの諸相』(国書刊行会)が刊行されました。
 (2019.9.15)
・飯倉義之氏(会員)の共編著『怪人熊楠、妖怪を語る』(三弥井書店)が刊行されました。(2019.9.10) 
・佐伯孝弘氏(会員)の共編著『古典文学の常識を疑うⅡ』(勉誠出版)が刊行されました。(2019.9.6)
 同じく会員の横山泰子氏も御寄稿されています。 
・雑誌『怪と幽』第2号の「研究会レポート最前線」に「怪異怪談研究会」2019年3月例会の報告記(報告者:飯倉義之氏)が掲載され
 ました。同号には会員の東雅夫氏・大道晴香氏・永島大輝氏も御寄稿されております。 
・会員の大道晴香氏が、「何故私たちは幽霊を見たがるのか―文化としての幽霊」(8月18日、於・有斐斎弘道館)にて御講演されました。
・トークライブ ホラー・アカデミア♯8「ライトノベル・ライト文芸のなかの「怪異」――怪談文芸の行方」(於・LiveWire)が
 8月12日に開催されました。♯9は12月の予定です。
・会員の横山泰子氏が、「江戸歴史講座第61回  江戸東京の怪談文化を考える~番町皿屋敷を中心に」(8月9日、於・日比谷図書文化館
 4Fスタジオプラス)を御講演されました。 
・会員の飯倉義之氏が、TBSラジオ「ACTION」8月8日(木)16:30-17:00に御出演。
 「時代ごとの妖怪像、妖怪観の変化」をテーマにお話されました。
  お話の内容は>>「妖怪はコピペで増えていく時代に」をご覧下さい。
・会員の飯倉義之氏が、NHKEテレ「趣味どきっ! 京都・江戸魔界めぐり」(8月6日~9月24日、全8回・毎週火曜 21:30~55)の
 江戸編に御出演されます。 >>番組テキスト
・会員の小松史生子氏が、フジTV「銅像スター調査隊!」に出演されました(6月23日、16:05~)。
・会員の茂木謙之介氏の御著書『表象天皇制論講義 皇族・地域・メディア』(白澤社)が刊行されました。(2019.6.27)
・会員の大道晴香氏の御著書『イタコの誕生』(弘文堂)が印度学宗教学会 学会賞を受賞いたしました。
・会員の倉田容子氏・高木信氏・谷口基氏が、日本近代文学会6月例会の「特集 亡霊の近代文学」(6月22日、於.実践女子大学渋谷
 キャンパス403教 室)に御登壇されました。
・会員の飯倉義之氏が、CBCラジオ「北野誠のズバリサタデー」5月4日(土)9:00-11:40に出演。「民俗学と怪異」をテーマにお話され
 ました。
・雑誌『怪と幽』創刊号の「研究会レポート最前線」に「怪異怪談研究会」2018年12月例会の報告記(報告者:一柳廣孝氏)が掲載
 されました。
・トークライブ ホラー・アカデミア♯7「『幽』から『怪と幽』へ!── 怪異怪談メディアのこれまでとこれから」(於・LiveWire)
 が5月10日に開催されました。ご登壇者の方々、御来場の皆様、ありがとうございました。
・怪異怪談研究会公式サイトがプレ・オ-プンいたしました(2019.4.1)→6月にグランド・オープンいたしました。
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